定義)一般市販車をベースにストックフォルムを維持し自動車用ガ
ソリンエンジンを動力源としドラッグレース用に製作された
車両。
1.エンジン:ENGINE
最大排気量をNA8,200cc(500CUBIC INCH)又は、 V-8の
過給器付きの場合はエンジン単体で4,800cc(294CUBIC
INCH)までとする。エンジン単体で4,800cc(294CUBIC
INCH)を越えるエンジンに関してはインジェクションは
禁止し、4バレルのキャブレター2ヶまでとする。
2.リストリクター:RESTR[CTERS
過給エンジンは、リストリクターとして下記の要領のス
ロットルリングフランジを取りf寸けなければならない。但
し、コンプレッサーへの吸引口の最大内径がシングルで70
'2)以下、ツインで60G)以下、トリプルで550以下の場合は
除く。
円形断面を有す津長さ3mmの並行孔のスロットルリングフ
ランジを取り付ける事。
エンジンに吸入される空気はすべてこのスロットルリング
フランジを通過する事。スロットルリングフランジは金属
でなければならない。
ホイールプレードの最も上端を通過する面の最高50mm上
流の所に設けられた回転軸について垂直面の下方に、最低
3mmの幅が維持されていなくてはならない。
直径は次の通り。
a)シングルターボ … (過給器1ヶ)70mm
b)ツインターボ ・… (過給器2ヶ)60mm
c)トリブルターボ … (過給器3ヶ)55mm
但し、上記はPSクラスのみに設定する。
3.フレーム:FRAME
ファニーカー型のロールケージかJAF国内競枝車両規則の7
点式以上のロールケージ(JAF国内競技車両規則書安全規
定第5章参照)を備えていること。メーカーにより生産さ
れたオリジナル、オーナーの判断で改造したもの、パイプ
式フレーム構造のいずれでもよい。パイプ式フレームの仕
様については、第4章一般車両規則第4条3参照。
4 ホイールベース:WHEELEBASE
フロントセンターアクスルは、最大5インチ (12.7cm)の
範囲で前方に動かすことを認める。リアアクスルは、最大
4インチ(10.16cm)の範囲で前方に動かすことを認める。
但し、ノーマルホイールベースからは最大2インチ
(5.08cm)までの延長及び縮小を認める。改造後の最低ホ
イールベースは99インチ(251.46cm)以上なければなら
ない。左右のホイールベースの長さの違いは1インチ
(2.54cm)以内であれば認める。
5.タイヤ:TlRES
ドラッグレース用に生産されたもの、レーンングタイヤま
たは市販タイヤを使用すること。前輪のタイヤの外側から
フェンダー内の最も近い所までの間隔は、4インチ(10cm)
を越してはならない。同様に後ろのタイヤの外側からフェ
ンダー内の最も近い所までの間隔は3インチ(7.6cm)を越
えてはならない。スペーサーの使用は認める。
6.ホイール:冊lEELS
後輪の最大幅は、16インチまでとする。ホイールキャップ
は認めない。
7.ボディー:BODY
基本的にメーカー生産のオリジナルボディー、あるいはそ
の複製でなければなら.ない。トラック、バン、ワゴン、オ
ープンカーは禁止する。本来のスチール製ボディー外板の
使用(ルーフ、ビラ一部分)を義務とする。
全長、全幅の変更は禁止する。ファイバーグラスやその他の軽量
な材質を用いることのできるのは、ボンネット、フロント
フェンダー、スプラッシュバンバランスパネル、リアデッ
キリッド、ドアーに限定する。その際正確に複製したスト
ック部品と交換しなければならない。カストマイズ(エア
ーインテイク:固定されたカナードタイプユニット)は可。
但し、ボンネットから11インチ(27.9cm)以下とする。他
のボディー外観の穴あけ加工は禁止する。尚、同一車両形
式に設定されているメーカー純正部品の使用は可。
外に出るための操作可能なドアハンドルの付いた2つのド
アーがあること。
ボディーは常にフレームまたはシャーシに取り付けていなけ
ればならない。ホイールベースの移動に認められた場合、ボ
ディーカウルに相当する部分内において延長する事ができる。
a.ドアー:DOORS
ドアーは内側から外側に至るまで機能が可能でありまた使
用可能な状態でなければならない。精巧なファイバーグラ
ス製のレプリカの使用を認める。
b.グリル:GMILLE
グリルは安全なストック生産のもので、ボディーに使用さ
れているものを義務とする。
c.フロントボンネット及びリヤゲート、トランク
:FRONT HOOD,REAR, GATE,TRUNK
ストックのサイズと外形を守らなければならない。精巧な
ファイバーグラス製のレプリカを認める。其のロック装置
は作動しないようにし、開閉用のダンバーは取り外すこと。
フロント及びリア部各々に確実に固定できる最低2つ以上
の締具を有すること。
d.スボイラー:SPOILERS
フロントスボイラーは、メーカー純正部品。もしくは社外
の物を認めるが外観に大きな影響を与えない物とする。但
し、この場合はレース参加以前に主催者の承認を得ること。
リアスボイラーの長さは、13インチ(33cm)を越えないこと。
e.保安部品:SAFETY DEVICES
ヘッドライトはストックの状態を維持すること。精巧なレプ
リカを認める。テールライトはストックの状態を維持する
こと。作動は任意。サイドミラーの取り外しは可。その他
の外観に影響を与える改造(除去等)は一切許されない。
但し、ウイリーバーを取り付ける際のリアバンパーの加工
は認める。
fフロントガラス、サイドウインドウ
:WINDSHIELD,WINDOWS
フロントガラスのカッティングはボンネットもしくはスク
ープに覆われている場合は認められる。サイドウインドウ
は閉じた状態でなければならないが作動する必要はない。
材質については第4章一般車両規則第7条5 参照。
g.フェンダー:FENDERS
第4章 一般車両規則 第7条 2 参照。
8.内装:INTERIOR
ドアーの内貼り以外は、すべて除去すること。
9.最低地上高:GROUND CLERANCE
第4章 一般車両規則 第4条 4 参照。
10.燃料:FUEL
一般市販ガソリンもしくはC-14レーンングガソリン及び日
本ドラッグレース協会ODRA)公認レーンングガソリンに
限る。
第4章 一般車両規則 第1条 6 参照。
11.キルスイッチ:MASTER CUTOFF
カットオフスイッチを義務付ける。
12.オイルキャッチタンク:OIL CACTH TANK
第4章 一般車両規則 第1条 8 参照。
13.消火器:FIRE EXTINGUISHER SYSTEM
第4章 一般車両規則 第9条 参照。
14.ウィリーバー:WHEELIE BAR
取り付けについては自由。
第4章 一般車両規則 第3条6 参照。
15.パラシュート:PARACHUTES
第4章 一般車両規則 第4条 参照。
16.消音器:EXHAUST SILENCER
第4章 一般車両規則 第11条 参照。
17.ドライノミースーツ:PROTECTIVE CLOTHING
SFI SPEC 3.2A/5も使用可。
18.グローブ、ブーツ:GLOVES&BOOTS
SFI SPEC 3.3/1も使用可。
19.最低重量:MINIMUM WEIGHT
PSクラスには,下記の最低重量を設定する。
走行後ドライバーを含み2,250ポンド (1,020.60kg)
上記は、8月20日第2戦より施行。
また、2001年度は、走行後ドライバーを含み2,350ポンド
(1,065.96kg)。
20.他、第4章 一般車両規則 参照。